学生の意欲に応えてくれる環境
私は、法政大学法科大学院未修者コースに入学し、在学3年目に司法試験に合格することができました。学部時代は教育学部に所属しており、法律には多少の関心はあったものの、法科大学院入学前に法律を学んだ経験はありませんでした。大学4年次に将来の進路を考えた際、教員、一般企業への就職、教育大学院への進学など様々な選択肢を検討しましたが、当時はまだ社会に出て働く覚悟が十分ではなく、また漠然と専門性の高い仕事に就きたいという思いがありました。そこで、法律を一から学ぶことができる本法科大学院の未修者コースへの進学を決意しました。
入学後、法律をゼロから学ぶこととなり、何から手を付ければよいのか分からない状態でした。しかし、本法科大学院では、未修1年次から知識をインプットする講義と、起案を通じてアウトプットの方法を学ぶ講義の両方があり、早い段階から司法試験論文式試験のイメージを持つことができました。また、授業が少人数で行われるため、法律の知識がない私でも質問や意見表明をしやすい環境が整っていました。さらに、本法科大学院のOB・OGの先生方によるゼミも充実しており、過去問演習と添削を中心とするゼミ、議論を重視するゼミ、講義形式のゼミなど、多様な学習機会が用意されていました。
このように、本法科大学院には、学生の意欲に応えてくれる体制が整っていると感じています。
環境面においても、学生一人ひとりに自習用のキャレルが用意されており、23時まで利用できるなど、集中して学習に取り組める環境が整っています。私は、家で勉強ができない性分だったので、学校に落ち着いて勉強ができる設備があることが、学習の助けになりました。
私の受験勉強は、基本書と司法試験の過去問を除けば、主に本法科大学院の講義およびOB・OGの先生方の講義で得た知識を基盤としていました。私は一夜漬け的に知識を詰め込むタイプなのですが、それでも試験に対応できたのは、講義を通じて体系的な理解を身に付けていたからだと思います。司法試験本番では、現場思考を要する問題や、自分が十分にカバーできていなかった分野からの出題もありましたが、そのような場面でも、講義で学んだ考え方を思い出しながら問題に向き合うことができました。
法科大学院入学時には法律の知識を全く持ち合わせていなかった私が、司法試験に合格できる水準に到達できたのは、ひとえに本法科大学院の教育と環境のおかげであると考えています。この場をお借りして、ご指導いただいた先生方、そして支えてくださった本法科大学院のOB・OGの皆様に心より感謝申し上げます。
3年間、誠にありがとうございました。

