PEOPLE & REPORT

議論することで考えが整理され理解が深まります

法学未修者 S.Eさん

在学生メッセージ
People & Report

Q1.法科大学院を志望した理由を教えてください。

大学で法学を学び、法は社会の正義を実現するものであると感じたため、不当で理不尽なことの嫌いな私は、もっと知りたい・学びたいと考えるようになりました。そして、いつかは法に携わる仕事に就いて、正義の実現に資することで、不当な現実に苦しむ人を一人でも救えるような人間になりたい、と思い、法科大学院に進学しようと考えました。

Q2. オンライン授業でも少人数・双方向教育が有効な理由はどこにあると思いますか?

全員で議論がしやすい点や、発言のタイミングが一度は必ずまわってくる点です。頭で理解するだけよりも言葉にする方が、「自分が今、どう考え、何がわからないか」ということがよりわかるし、記憶にも残りやすく、また人の考えや疑問を聞くことでも新しい発見があり、その点はオンライン授業か対面授業かに関わらず少人数制による利点だなと思います。また、そのおかげで、顔を合わせることができない状況でもクラスメイトのことを知ることができたのでよかったです。

Q3. 少人数・双方向教育だからこそのエピソードを授業中でも授業以外でもよいので教えてください。

刑法(今井猛嘉先生)の授業では、とにかくみんなが自分の意見を発言し、議論します。単に判例や定義等を学ぶだけなら時間をかけなくても終わるかもしれませんが、議論することによって、判例に賛成か・反対か、なぜそう思うのか、さまざまな意見をきくことができるため、「そういう考え方もあるな」という発見があったり、また、自分でも発言することで、考えも整理されるし、それについて先生がさらに質問をくださると、自分の考えの穴を知ることができたり、さまざまな意見を聞いたうえで、自分はどう考えるか・それはなぜか、ということも考えることができています。そして、これらは、論点や、判例・学説、条文解釈の理解にも、とても役立っています。

Q4. 法曹界の一員となってからの目標を教えてください

本当に困っている人の助けになりたいです。自分がこれまで勉強してきた中で考えたものを生かして、正しい世の中にしたいです。多くの人にすごいと思ってもらいたいという気持ちもありますが、たった一人からだとしても「本当に助かった、救われた、ありがとう」という言葉をもらえるような人間になれたらいいなと思います。

時間割(1年生)

 
春学期 1            
2 刑法Ⅰ   民事訴訟法Ⅰ      
3 民法Ⅴ 憲法Ⅰ   刑事訴訟法Ⅰ 民法Ⅰ(前)
民法Ⅱ(後)
 
4   民法Ⅰ(前)
民法Ⅱ(後)
       
5     基礎ゼミⅠ      
6            
秋学期 1   法制史        
2 刑法Ⅱ(前)
刑法Ⅲ(後)
民法Ⅲ(前)
民法Ⅳ(後)
民事訴訟法Ⅱ 民法Ⅲ(前)
民法Ⅳ(後)
   
3   憲法Ⅱ 刑法Ⅱ(前)
刑法Ⅲ(後)
     
4   法哲学        
5     基礎ゼミⅡ      

春学期集中 法情報調査 1 単位