PEOPLE & REPORT

充実した教育体制で大きく成長

法学既修者 M.Hさん

司法試験 合格者の声
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私は法政大学法科大学院既修者コースに入学し、修了後1回目の司法試験で合格することができました。司法試験に合格できたのは、以下の法政大学法科大学院の充実した教育体制によるものであると思います。

第1に、徹底した少人数教育体制の下、主体的に授業に参加できることが挙げられます。本学の授業は、受講者の人数は多くても10人程度であり、徹底した少人数教育が実施されています。このような授業では、学生一人一人が積極的に授業に参加し、自己の意見を述べることが求められます。主体的な授業参加を通して、法的問題点を適切に分析する思考力、自己の見解を他者にわかりやすく説明する表現力など、いずれも法律家となる上で不可欠な素養を着実に身に付けることができました。

第2に、少人数教育故に学生と教員との距離が近く、学生一人一人が教員から丁寧な指導、サポートを受けられることが挙げられます。本学では、オフィスアワーという制度があり、学習中に疑問に思った点などについて授業時間外に教員から個別的に指導を受けることができます。法律の学習では、基本書や文献等を参照するだけでは理解することが難しい部分あり、このような学習上の疑問点を解消するには本制度は非常に効果的です。私も本制度を積極的に活用し、わからない点があればすぐに解消するようにしていました。また、上記オフィスアワー以外でも、教員の方々からは個別的に丁寧な指導、精神的なサポート等もしていただきました。教員の方々からの丁寧な指導のおかげで、将来に対する不安も乗り越えて学習を継続することができました。

第3に、充実した臨床法学教育を挙げることができます。私は2年生の頃、法律事務所のエクスターンシップに参加したのですが、当該エクスターンシップでは事務所の先生がとても丁寧に指導してくださり、多様な弁護士業務を体験させていただきました。実際に弁護士業務の一端を経験することで、自身も早く法律家になって社会に貢献したいという意欲が高まり、結果的に普段の勉強もこれまで以上に高いモチベーションをもって取り組むことができました。高い学習意欲を維持するという観点からも、本学の臨床法学教育は私にとって非常に有意義なものでした。

第4に、図書室の充実を挙げることができます。私は普段の自主学習を基本的に法政大学法科大学院の図書室でしていました。本学の図書室は開放的な雰囲気で、リラックスした状態で日々の学習に取り組むことができました。また蔵書も豊富で、学習中に疑問に思った点があればすぐに本棚に向かい、関連書籍を閲覧して疑問を解消するようにしていました。このように多くの文献を参照しながら学習を継続していたことで、法的問題点を多角的に分析する力を涵養することができたと思います。

上記の充実した教育体制の下で日々努力を重ねた結果、修了後1回目の受験で合格することができました。こうした成長は、まさに法政大学法科大学院で学んできたからこそできたものであると確信しています。