PEOPLE & REPORT

合格に向けた最適な環境

法学既修者 H.Nさん

司法試験 合格者の声
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私は大学卒業後、法政大学法科大学院に未修者として入学しました。大学は法学部を卒業しましたが、弁護士を志したのが大学卒業も間近になってからでしたので、法律的知識は全くありませんでした。それでも大学院修了後3回目の司法試験で合格することができたのは、在学中から修了後も先生方からの手厚いサポートに加えて、先輩、同期や後輩たちと切磋琢磨する環境が整っていたからだと思います。

まず、法政大学法科大学院は多くの講義において少人数制を採用しているため、先生方との距離が非常に近いです。そのため、各講義中はもちろん講義外においても質問や議論をすることができます。この議論は、今にして思えば司法試験ではオーバースペックな専門的な事柄に関することも多々ありました。しかし、難解なテーマについて納得するまで議論することで、法律の考え方や論理の立て方、問題に対する解決のアプローチ方法などを学ぶことができました。このような経験が日々の勉強についても法律の理解を深化することにつながったとともに、司法試験においても未知の論点が出た場合や論点を忘れてしまったときに慌てることなく1から筋道を立てて説明することができたと思っています。もちろん、司法試験は論述でなされるので答案添削なども付き合ってくださり、考え方を答案として示す方法論も教えてくださいました。

次に先輩、同期や後輩と切磋琢磨する環境が整っています。学校からパソコンを毎日貸し出してもらえますし、自習環境についても各人にキャレル(自習席)が割り振られた上で、静かな環境で集中して学習することができます。キャレル(自習席)では多くの仲間が自習をしているため、自分の勉強意欲が湧かないときに周囲を見て自分も頑張ろうと奮起することが多々ありましたし、わからない問題についてもすぐにリフレッシュルームなどで仲間と議論することができます。在学中や修了後も仲間とゼミを組み、答案の作成方法や、法律の理解、判例の理解を議論したことは自らの間違った知識や考え方を正すうえで大変有意義でした。

令和2年の司法試験はコロナウイルスの影響によって延期されるなどのイレギュラーがありました。しかし、学校に登校できないときであっても頻繁に連絡をとりあって互いに勉強をした同期の仲間や、メールなどで疑問に答えてくださった先生方には感謝の念に堪えません。

素晴らしい環境と仲間を与えてくれる法政大学法科大学院は、司法試験合格はもちろん法曹の基礎を学ぶ場としても最適であると考えます。