法務研究科について

教育理念と特色

法務研究科について
複雑化する社会にこたえ柔軟な思考力を持つ法曹を育てる

司法制度改革の一環として発足した法科大学院は、専門知識を身に付けるだけではなく、幅広い視野と柔軟な思考力を養うべく実践的な教育を取り入れ、理論と実務のバランスが取れた法曹を育成することが求められています。

法政大学法科大学院は、こうした司法制度改革の理念を踏まえ、経験・実績の豊かな教授陣による少人数教育、先進的な実務教育、多様なカリキュラムと高度な設備という万全の体制で、新たな教育に取り組んでいます。優れた人間性と高度な専門知識を備え、複雑化する現代社会の法律問題に対して柔軟かつ適切に対応できる、創造的応用力を持った法曹を養成します。

徹底した少人数・双方向教育

2年生以降に履修するすべての必修科目で、10名程度のクラス別授業を行っています。法学未修者向けの講義でも10名前後で行っており、少人数教育を徹底しています。

授業は、教員と学生が活発な議論を交わす対話形式(ソクラテスメソッド)で進められます。徹底した少人数・双方向型の教育により、基礎から応用までを身に付けることが可能です。

先進的なクリニック教育

無料法律相談室を併設する法政大学法科大学院。クリニック科目などの実務科目では、弁護士資格を持つ実務家教員の指導の下で、法律相談への立ち会いや協力事務所でのエクスターンシップを通じて現実の事件に触れることができます。また、ローヤリング(面接交渉)、英文契約文書作成など充実したカリキュラムも用意しています。

多様な法律専門職に対応し得るカリキュラム

法律基本科目群、実務基礎科目群、基礎法学・隣接科目群、展開・先端科目群からなるカリキュラムは、理論と実務の有機的な関連に向けた一貫した方針で組み立てられています。

実定法学の基礎を系統立てて学習できる体制を強化し、並行して他の科目群の一層の充実を図っています。

経験・実績の豊かな教授陣

法政大学法科大学院では、研究能力が高く優れた業績を持つ多数の教員を擁しています。さらに、裁判官、検察官、国内外の弁護士などの経験者で、司法研修所や大学での教育実績や優れた研究業績を持つ新たな人材を迎えました。アカデミズムと実務の融合のもとに、密接に連携して法学教育を行っています。

高度な機能を備えた環境・設備

法政大学法科大学院棟は独立した建物で、セキュリティカードによる入館管理を実施。すべての学生に専用の自習席を用意しています。また、館内のどこからでも大学院専用法律データベースにアクセスできるネットワークを完備し、学生にとって良好な学習環境を整えています。