PEOPLE & REPORT

各分野に精通した先生方の授業が魅力!

法学未修者S.Mさん

在学生メッセージ
People & Report

Q1.法科大学院を志望した理由を教えてください。

 中学生の頃、学校行事で法律事務所を訪問したときに、裁判を傍聴したり、刑務所を訪問したりと様々な体験をさせていただきました。その際に、弁護士さんは、「世の中には、貧困層や失業者のような社会的に弱い立場の人がいる。そのような人を救うための一つの手段として法律があるのだ。」ということを教えてくださいました。この言葉を聞いて、私も困っている人を助けることができる人になりたいと思い、弁護士を目指すことにしました。

Q2.その中でも、法政大学法科大学院を選んだ理由を教えてください。

 第一に、各専門分野に精通した著名な先生方の授業を少人数で受講することができるからです。私は法政大学法学部の授業を通して出会った先生方を尊敬しており、その多くは法政大学法科大学院に在籍されています。そのような先生方から学ぶことができるのは大変魅力的です。 

 第二に、各個人に専用のキャレルやロッカーが用意されていることです。法科大学院棟内の図書室にある資料や参考書を活用しながら学業に専念することができると考えたからです。 

Q3.法政大学法科大学院での学生生活の感想を教えてください。

 少人数ゆえに、学生同士のコミュニケーションを頻繁にとることができます。そのため、皆で協力し合いながら学習に取り組むことができます。例えば、学習時間を確保するために「1限会」(注※)を行ったり、お互いの得意な科目、苦手な科目を教え合ったりしています。法律の勉強はとても大変ですが、司法試験合格という同じ目標をもった仲間がいるおかげで充実した学生生活を送ることができています。 

注※「授業の有無に関わらず1限開始前に登校し、午前中もしっかり勉強をする」という趣旨の、学生による自主的な勉強会。設立間もないころの在学生有志が始め、現在まで引き継がれている。

Q4.法曹界の一員となってからの目標を教えてください。

 私は、「主に少年法を扱う弁護士になりたい」と考えています。強盗殺人と死体遺棄の罪に問われた少年の裁判を傍聴した際、彼が罪を犯すに至るまでの背景に衝撃を受け、少年法に深い関心を持ったからです。 

 近年、「少年非行は凶悪化している、少年法の厳罰化を」といった発言をする人が多数存在しますが、非行の克服を前提とする少年の健全育成のためには、厳罰化は慎重にすべきと考えます。なぜなら、殺人や強盗等の凶悪犯罪の検挙人員は減少傾向にあることが犯罪白書の統計的データから顕著に見て取れるからです。
 
 にもかかわらず、メディアによる過剰な報道も手伝って「少年非行は凶悪化している」という印象が与えられ、前述のような厳罰化を求める人も増えていると思われます。 

 私は、罪を犯した少年に更生の機会を与え、非行減少に努めることができる弁護士を目指すとともに、少年法の厳罰化問題にも取り組んでいきたいと考えています。

時間割(1年生)

 
春学期 1            
2 刑法Ⅰ 民法Ⅰ(前)
民法Ⅱ(後)
民事訴訟法Ⅰ   現代法曹論(前)  
3 民法Ⅴ 憲法Ⅰ     民法Ⅰ(前)
民法Ⅱ(後)
 
4       刑事訴訟法Ⅰ    
5     基礎ゼミⅠ      
秋学期 1   法制史 憲法Ⅱ      
2 刑法Ⅱ(前)
刑法Ⅲ(後)
民法Ⅲ(前)
民法Ⅳ(後)
民事訴訟法Ⅱ      
3     刑法Ⅱ(前)
刑法Ⅲ(後)
  民法Ⅲ(前)
民法Ⅳ(後)
 
4            
5     基礎ゼミⅡ      

春学期集中 法情報調査 1 単位