合格のために必要なもの全てがあります

　振り返ってみると、自分一人の力では合格できなかったという思いがあります。共に勉強する友人、勉強を支援してくれる OB・OG、優れた教授陣、勉強に集中できる環境、法律家になりたいという夢を後押ししてくれた奨学金、これら全てに支えられて、ようやく司法試験に合格することができました。そして、これら全てが、法政大学法科大学院にはありました。 
　司法試験において特に難しいのは、論文式試験です。読み手にとって分かりやすい文章が求められるので、共に勉強する友人の意見が極めて重要になります。率直な意見をぶつけ合うことで、自分の文章を客観的に把握することができ、改善点が見えてきます。 
　OB・OG の方々の支援も充実しています。論文の書き方講座などが設けられ、答案の基本的な書き方をしっかりと学ぶことができます。横のつながりだけでなく、縦のつながりもあることが、法政大学法科大学院の魅力であるといえます。 
　私は、法政大学の法学部法律学科を卒業しましたが、法科大学院は未修者コースに入学しました。本格的な勉強を始めたのが比較的遅く、予備校なども利用していなかったため、基礎学力に不安を覚えていたからです。未修者として１年間多く勉強したことで、素晴らしい教授陣の下で基礎を習得できました。このことが結果的に、司法試験の早期合格につながったと思います。 
　勉強に集中できる環境も整っています。一人一人に自習席が与えられ、教科書なども学校で保管できるので、通学時の負担が軽減されます。 
　何より大きかったのは奨学金です。入学前には経済的な不安がありましたが、給付型の奨学金のおかげで、夢をあきらめずに挑戦することができました。この奨学金がなければ、スタートラインにすら立てなかったと思います。 
　法政大学法科大学院の手厚いサポートのおかげで今があります。ここ以上に勉強に打ち込める環境はないでしょう。